長時間のデスクワークを行っている人は、知らない間に数々の健康に関するリスクを負っている可能性があります。なぜなら、デスクワーク中は座りっぱなしの状態が続き、体に負担がかかりやすくなってしまうからです。今回は、デスクワーク中の姿勢と健康との関係について、さらにデスクワーク中の姿勢を見直すべき理由についてご紹介します。

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日本人は世界一座っている時間が長い国？！

実は、日本人は世界で一番座っている時間が長い国であるといわれています。世界の1日に座っている時間の平均が約5時間であるのに対し、日本人はそれよりも2時間も長いといわれているのです。

 

特に、デスクワークにたずさわっている人の中には、1日8時間以上座りっぱなしで過ごしているという方も少なくないでしょう。このように、長時間を座って過ごすことが多いからこそ、姿勢に注目する必要があります。

デスクワーク中の悪い姿勢が健康に及ぼす影響

ここでは、デスクワークで悪い姿勢を続けてしまうことで起こりうる健康への影響をご紹介します。

腰痛との関係性

デスクワークでは、基本的に長時間同じ姿勢を続けることになってしまいます。体を動かさずにいると、筋肉が緊張した状態が続き、慢性腰痛につながってしまうため注意が必要です。また、筋肉の緊張や血行不良が積み重なると、腰痛だけでなく、肩こりや首こり、さらに頭痛などを引き起こしてしまうこともあるでしょう。

体のゆがみとの関係性

デスクワークを行っている時に、足を組む習慣があるという方も多いのではないでしょうか。足を組んでいると、体を支えるための筋肉のバランスに左右差が発生し、体のゆがみへとつながってしまいます。また、パソコンの画面に集中するあまり、前めりの姿勢を続けている場合や、肘をついて座っている場合にも体にゆがみが出やすくなるため注意が必要です。

メンタルヘルスとの関係性

実は、デスクワーク中の姿勢は、メンタルヘルスにも関係があるといわれています。なぜなら、猫背の状態を続けていると、よりネガティブな気分になりやすいからです。胸をはって背筋を伸ばした状態で過ごすと、より前向きでポジティブな気分になりやすいという研究結果が報告されています。

 

このように、デスクワーク中の姿勢は、一見関係のないように感じられるメンタルヘルスの問題にも、関わっているのです。

デスクワーク中の姿勢を見直すメリット

デスクワーク中の姿勢を見直すことで、健康リスクを下げるだけでなく、さまざまなメリットを得られます。

体が軽くなる

姿勢を正しく保つことで、体のゆがみを予防し、だるさや重さを軽減できる可能性が高まります。体の筋肉がしっかりとバランスよく働くようになれば、より軽やかに動ける体へと変わっていくはずです。

スタイルがよくなる

背筋が曲がった状態で、椅子に浅く腰掛けていると、ぽっこりとたるんだお腹出になってしまいます。良い姿勢を保つことで、無意識のうちにお腹周りや背中周りが鍛えられ、より美しいボディを手に入れることができるでしょう。

健康寿命が長くなる

正しい姿勢を身につけることで、腰痛や肩こりを予防し、健康寿命の延伸が見込めます。特に、慢性腰痛や肩こりに悩まされていると、日頃の生活や活動にまで支障が出るケースも少なくありません。体に負担の少ない姿勢を保つことで、痛みやだるさがなく、柔軟性を持った若々しい体を手に入れることへつながるでしょう。

まとめ

今回は、デスクワーク中の姿勢と健康の関係性について詳しくご紹介しました。一見、関係ないように感じる両者ですが、実は深い関わりがあるということがお分かりいただけたでしょうか。健康な体を保ち、毎日を生き生きと過ごすためにも、デスクワーク中の姿勢を今一度見直してみましょう。