デスクワークを長い時間続けていると、健康へのリスクが上がってしまうことをご存知でしょうか。その健康リスクの対策として一番大切なのが、血流を改善することです。ここでは、デスクワークが引き起こす可能性のある健康に関するトラブルのほか、血流を改善するための方法についてご紹介します。

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デスクワークが引き起こすトラブルとは？

日本人は、世界のどの国民よりも座って過ごしている時間が長いと言われています。しかし、長時間のデスクワークは、健康トラブルを引き起こす可能性が高くなるため注意が必要です。

死亡リスクが悪化する？！

オーストラリアの大学が行った調査によると、1日11時間以上座っている人は、死亡リスクが40%以上になるという結果が出ています。これは、座りっぱなしで過ごすことで、血行不良になり、脳梗塞や脳いっ血などの病気のリスクが高まってしまうことが原因です。デスクワークを長時間にわたって行っている方は、注意が必要です。

口のにおいが悪化する？！

一見デスクワークと関係のないように見える口臭も、座りっぱなしの状態を続けることで症状が悪化してしまう可能性があります。なぜなら、デスクワークを続けているうちに猫背になってしまうと、アゴが前に突き出されて口が開きやすくなるからです。口が開きっぱなしになり口内が乾いてしまうと、口臭の悪化につながります。

便秘や肌荒れが起きる？！

デスクワークで長時間座ったままの姿勢を保っていると、胃腸が圧迫され、便秘が起きやすくなります。特に、猫背や、お尻を前方にずらして座っていると、より消化機能の働きに悪影響を与えてしまうでしょう。さらに、胃腸の環境は、肌の状態ととても密接な関わりがあります。胃腸の調子が悪いと、肌荒れにもつながってしまう可能性があり注意が必要です。

デスクワークを快適に行うためには血流の改善がポイント！

デスクワークを快適に行うためには、血流の改善が大きなポイントになります。ここでは、デスクワークで起こり得る健康リスクを減らすための取り組みについても詳しくご紹介します。

座りっぱなしを避けよう

長時間のデスクワークを行う場合には、こまめに立ち上がったり、歩き回ったりすることが大切です。たとえば、1時間に1回くらいを目安に、椅子から立ち上がるよう心がけてください。また、トイレに行く際には、別の階のトイレを利用することで、より歩く歩数を増やし、血流の改善につながります。

椅子やフットレストを上手に使おう

デスクワークで血流が悪くなる原因として、太ももの裏側が椅子によって圧迫されてしまうことがあげられます。そういった場合には、椅子の高さを調節したり、フットレストを上手に活用したりして、足裏が地面にぴったりと着くように調節してください。下半身の血の巡りをよくし、腰や下半身への負担を軽減しやすくなります。

ストレッチに取り組もう

全身の血流を改善するために欠かせないのがストレッチです。特に、デスクワークでは、肩や首周りがコリやすくなります。椅子に座ったままでもできるストレッチを行い、積極的に血流の改善を心がけましょう。

正しい座り方をマスターしよう

長時間のデスクワークで、きちんと正しい座り方ができていない場合には、体に大きな負担がかかってしまいます。椅子にしっかりと深く腰掛け、背もたれに体を預けて座ることで、猫背を防ぐことが可能です。また、足を組むのが習慣になっていると、骨盤のバランスが歪んでしまうため注意が必要です。

まとめ

今回は、長時間のデスクワークで起こりうるさまざまな健康リスクについてや、それらを軽減するための方法についてご紹介しました。デスクワークでは、血行不良になりやすいため、血流を改善できるよう心がけることが重要です。こまめに立ち上がったり、ストレッチを行ったり、座り方を改善したりしながら、より快適にデスクワークを行いましょう。