在宅ワークが増えた近年、身体の不調を感じる人が増えています。在宅ワークを始めてから「腰が痛い」「頭が痛い」「身体がだるい」などと感じることが増えていませんか？この記事では、在宅ワークで身体の不調が起こる原因と予防方法・対策を紹介していきます。「会社に出勤していた頃の方が元気だった気がする」「原因不明の不調が増えた」という方はぜひチェックしてみてください。

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在宅ワークで身体の不調が起こりやすい理由

まずは、在宅ワークで身体の不調が起こりやすい理由を押さえましょう。

労働環境が整っていないから

急に在宅ワークがスタートし、自宅のワークスペースが整備できないまま仕事をしている方も多いでしょう。身体に合わないデスク・チェアを使っていたり、地面に座ってセンターテーブルで仕事をしていたりすると、腰や背中、足などに負担がかかり、痛みが発生する場合があります。

長時間パソコンに向かい続けるから

長時間パソコンに向かって座り続けると、身体の筋肉が固まって血液やリンパ液の流れが悪くなり、疲労感や痛みが引き起こされる場合が。腰痛や肩こり、足のむくみをはじめ、さまざまな不調の原因となります。また、ディスプレイを至近距離で見続けることにより、目が痛くなることも多いです。

意思疎通がうまくいかないストレスがあるから

心理的ストレスも身体の不調の一因です。在宅ワークでは、上司や同僚と直接会えないため、仕事の相談や連絡がうまくいかないこともあり、大きなストレスになっています。そのほか、人に会えないことによる孤独感など、在宅ワークの心理的ストレスはさまざまです。

生活習慣が乱れるから

在宅ワークで仕事の時間が決まっていない場合は、生活リズムが乱れがちです。昼夜逆転生活や寝不足が続くと自律神経のバランスが乱れ、頭痛や腹痛、めまいなど、さまざまな身体の不調が現れます。

在宅ワークによる不調を予防する方法

ここからは、在宅ワークによる身体の不調を予防するために試してほしい、おすすめの方法を紹介していきます。

仕事の環境を整える

まずは、在宅ワークに取り組む環境を整え、正しい姿勢で仕事をしましょう。自分の身体に合っていて、長時間座っていても疲れにくいデスクとチェアは、在宅ワークでよくある腰痛・肩こり・足のむくみなどの対策になります。

こまめに休憩をとったり、ストレッチをしたりする

長時間パソコンに向かって座り続けないために、こまめに休憩をとりましょう。目を休めてリラックスしたり、ストレッチで身体を動かしてこりをほぐしたり。30分〜1時間に1回ほどのペースで小休憩を挟むだけでも、足のむくみや疲労感、腰痛などを軽減できるはずです。

不安やストレスは相談する

心理的ストレスは抱え込まず、誰かに相談することが大切だといわれています。特に1人暮らしの在宅ワークは、周囲の人に異変に気づいてもらうことができないので、自分で気づかなければなりません。気になることがあれば、遠慮せずに上司や同僚、家族、医師などに相談してください。 

規則正しい時間で生活する

自律神経のバランスを整えるには、規則正しい生活をして、体内時計を正常に戻すことが大切です。在宅ワークでは夜遅くまで仕事を続けたりしてしまいがちですが、きちんとスケジュールを決めて、できるだけ時間通りに仕事を終えるようにしてみましょう。

運動を習慣にする

健康的な身体を作るには程よい運動を習慣化することが有効です。代謝を上げ、筋肉の衰えを防ぎ、また疲れることにより睡眠の質も上がります。身体を支えるとともに血流を促すポンプの役割を持つ筋肉が増えることで、デスクワークで疲れにくい身体も目指せます。

在宅ワークによる身体の不調を予防しよう

在宅ワークによる身体の不調の原因と、予防方法について紹介しました。原因がはっきりしないけどなんとなく身体が不調だと感じたら、在宅ワークでの座り方や長時間座りっぱなしなこと、心理的ストレス、生活習慣の乱れなどが原因かもしれません。この記事で紹介した「在宅ワークで身体の不調が起こりやすい理由」に当てはまるものがないか確認しつつ、できるものから予防法を試してみてはいかがでしょうか。