感染症対策や働き方改革で増えてきた在宅ワーク。通勤時間がなくなり、働く時間や場所を選べるなどメリットが多く、「仕事の作業効率・生産性が上がった」と感じている方も多いでしょう。しかし一方で、「集中できない！」と悩んでいる方も多いはず。

そこでこの記事では、在宅ワークで集中できる環境作りの方法を紹介していきます。自宅でもしっかり仕事に取り組みたいと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。

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在宅ワークが集中しにくい理由は？

在宅ワークになると集中できなくなるのはなぜなのでしょうか。ここでは、考えられる主な5つの理由を紹介します。

家族がいて気が散ってしまう

在宅ワークは家族と過ごす時間が増えるというメリットがあるものの、仕事中は気が散ってしまうことも。2020年に「Biz Hits」が実施した「リモートワークの悩みに関する意識調査」では、リモートワークをするうえでの悩みの第1位が「家族がいて集中できない」でした。特に小さな子どもがいる家では、何度も仕事を中断しなければならなくなることも多いです。

参照：https://news.mynavi.jp/article/20200713-1139175/

周囲に仕事をしている人がいない

同僚や上司がおらず、周囲に仕事をしている人がいない在宅ワークの環境は、「仕事モード」が続かないもの。ちょっとした相談やコミュニケーションが取りにくいため、仕事がいつも通りに進まないこともストレスになり、集中力が切れることも多いでしょう。

デスクやチェアが合わず疲れる

足の疲れや腰痛、肩こりなどがひどくなり、集中できない方も多いはず。これは、身体に合わないデスクやチェアを使用していることが原因である可能性が高いです。普段オフィスで使っていたデスクやチェアを使用できず、自宅にあった机などを使っている方も多いでしょう。

身体に合わないデスクやチェアを使用して長時間のデスクワークをしていると、背中や腰、足などに負担がかかり、疲労感が大きくなります。

ネット環境が悪い

自宅のネット環境が悪いというのも、在宅ワークのよくある悩みです。仕事で使用するには物足りないネット環境で、資料の読み込みが遅かったり、保存エラーが起きたりすると、当然ストレスがたまるでしょう。やる気がなくなり、集中できなくなってしまいます。

プライベートとの切り替えができない

ずっと自宅にいるため、仕事とプライベートの切り替えができず集中できないという人も多いです。特に仕事の時間が決められていない場合は、生活リズムがずれてしまい、余計に切り替えが難しくなります。プライベートの感覚になりがちな自宅は、SNSやYouTube、漫画などに気を取られやすい環境でもあります。

在宅ワークに集中できる環境作りの方法

続いて、在宅ワークに集中できる環境作りの方法を紹介していきます。

仕事のためのスペースを作る

自宅で集中できる環境を作るには、ワークスペースを作るのがベスト。使っていない部屋や、人の出入りの少ない部屋の一角を利用して、仕事用スペースを確保しましょう。個室がない場合、パーテーションやテントを使ってスペースを作っている人も増えています。

仕事用のデスクとチェアを用意する

仕事用のデスクとチェアも在宅ワークの必需品です。身体に合ったデスク・チェアを使用することで、長時間作業しても疲れにくくなり、集中力が続くようになります。デスクワークの作業効率が格段に上がり、また腰痛や肩こりなどの身体の不調を防ぐことにも繋がるでしょう。

高速インターネットや必要スペックのPCなどを用意する

高速ネットワークやパソコンを揃えることも大切です。コストに関しては、会社に相談してみましょう。企業の中には、通信回線費用の一部を支給しているところや、モバイルWi-Fiを貸与しているところもあります。

デスクは壁を背に配置する

自宅で仕事の環境を作るときに、デスクを壁に付けて置いているのをよく見かけますが、それはおすすめできません。実は仕事用のデスクは、壁に背を向けて座るように座り、できれば出入口を向くのがベストです。

壁を向いていると、背後の人の気配が気になったり、目の前の圧迫感がストレスになったりして、集中しにくいと言われています。ただし、壁を向いて仕事をするのに慣れている方は、そのスタイルを続けた方が良いでしょう。

デスク周りを整理する

デスク周りがごちゃごちゃすると、気が散る原因に。デスク周辺にはプライベートなものを一切置かず、収納を活用して綺麗に整理しましょう。

在宅ワークに集中できる環境作りをしよう

在宅ワークに集中できる環境作りの方法を紹介しました。自宅のワークスペース環境は、さまざまな方法でより快適なものへとグレードアップできます。まずは、自分が仕事に集中できない原因を探し、それに合わせた対策と環境作りに挑戦してみてください。